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基礎知識栄養素

不妊治療の成功率を高める乳酸菌サプリメント

子宮内フローラ・膣環境

腸内フローラ

今でさえ「腸活」という言葉が一般的になり、腸を整えることが健康の近道!と思われている方も多いかと思います。
ヒトに棲みつく腸内細菌は1000種類以上あり、数にすると100兆個になります。腸内細菌はその種類ごとにテリトリーを保って棲んでおり、全体として集合を形成しています。この様子が、まるでお花畑のように、集団になっていることから「腸内フローラ」と呼びます。

子宮・膣内に生息する善玉菌

そしてこの細菌叢が腸だけではなく、子宮・膣にも同様に存在し、フローラを形成しています。以前まで子宮内には細菌が存在しないと考えられてきましたが ラクトバチルス菌が存在することが、ラトガース大学の研究で明らかになりました。
また、スペインのIVI Valenciaクリニックの治療成績によると、子宮内の善玉菌が多いひとと少ない人を比べると、妊娠率、妊娠継続率、生児獲得率も高いことが明らかになりました。

なぜ不妊治療に善玉菌が大切?

善玉菌と悪玉菌

不妊症の領域で大きな問題になっているのが反復着床不全です。

欧米の報告では、染色体が正常の受精卵を移植しても、着床率は60~70%が限界と言われています。

その背景には子宮内膜炎が問題であると考えられています。

善玉菌のバランスが悪くなることや、免疫が司る抗菌タンパク質がうまく働かない状況では、常に病原菌やウイルスの炎症反応が蔓延化してしまい、どれだけ受精卵の質が良くても子宮内膜に着床できない、もしくは着床できても、しっかり育たない不育症や感染性早産の原因になってしまいます。

不妊治療の成功率を高める2大乳酸菌

★ラクトバチルス:乳酸桿菌

生息:乳児の腸内、成人や動物の腸内、口腔、膣内

効果:抗菌、抗ウイルス作用、整腸作用、乳酸を生成


ラクトバチルス乳酸菌を総称してLactobacilliと記載されることが多い菌です。

膣内で乳酸菌を産生することで、酸性に保ちます。酸性環境にすることで、病原細菌やウイルスが増殖しにくい環境をつくることができます。

★ラクトフェリン:糖タンパク質

生息:出産後2~3日の母乳、涙、唾液、子宮頚管液   

効果:抗菌・抗ウイルス作用


特に母乳に多く含まれており、免疫力の弱い新生児を病原菌から守る役割をもちます。
最近は、腟内でも母乳と同じように、免疫調整因子として作用する可能性が指摘されています。

乳牛の初乳にも豊富に含まれているため、サプリメントされているものが、商品化されています。

2つの相互関係

腸内環境正常化

ラクトバチルスとラクトフェリンは互いに相互関係をとりながら存在しています。
腟内のラクトバチルスが減少すると、膣内のpHが上昇し、嫌気性菌が増殖して乱れた腟内細菌叢状態になってしまいます。

 このような状況では、病原菌やウイルスが蔓延り、ラクトフェリンがうまく働けないことがわかってきています。

また、ラクトバチルス菌が少ない膣内環境の女性では、着床不全を起こす確率が高くなり、そういった女性に、ラクトフェリンを摂取することでラクトバチルス属菌が増加することが明らかになっています。

乳酸菌摂取での妊娠報告

ラクトフェリンは細菌の生存や増殖を抑える働きをもっています。早産を繰り返す難治性細菌性膣炎患者の膣内フローラは、ラクトバチルス属細菌が減少しているケースがあります。このような患者さんいラクトフェリンの摂取をすすめると、ラクトバチルス属菌が増加し、妊娠に至った事例が報告されています。

参考文献:https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/

おすすめの食べ物

発酵食品:善玉菌を増やす

  • 麹菌を含む発酵調味料(味噌・塩麴など)
  • ぬか漬け
  • 納豆
  • キムチ
  • チーズ
  • ヨーグルト

食物繊維:善玉菌のえさとなる

  • 人参
  • さつまいも
  • ごぼう
  • 大根
  • 果物
  • 海藻類
  • きのこ類

NG食品

悪玉菌のえさとなる「動物性タンパク質」や「脂肪の多い」食品は、お野菜発酵調味料と組み合わせていただきましょう。

加工食品に含まれる「保存料」「防腐剤」また、野菜や果物に使用される「農薬」も、菌の繁殖を抑えるためのものなので同様に善玉菌の繁殖を抑制してしまうことになります。

サプリメントを選ぶときのポイント

サプリメントは日本では食品の分類になるので、医薬品よりも規制が緩いため、様々な会社が出しています。

含まれている成分の効果をしっかりと得るためにもサプリメントの選定はとても重要です!

☑医療機関で販売しているもの

☑ラクトフェリン 1日300㎎配合が優秀です。

☑腸溶錠を選びましょう。
(※腸溶剤とは腸で溶けて作用するお薬のことです。ラクトフェリンやラクトバチルスのような善玉菌は胃酸に弱いため、腸用剤を選択することで、効果を望めます。)

参考文献:https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/

どのサプリメントを選んだらいいかわからない!

そんなときはアリス薬局へご相談ください。

TEL:06-7710-6509

膣内環境を良くすることは、腸内環境を健やかにすることに繋がります。自然と授かれる体質になるため、自分の体調(おりものの量やにおい)と相談し、できることからコツコツ続けていきましょう。

最後に、ストレスも膣・腸内環境によくないため、無理は禁物です。ぜひ楽しみながら続けてみてください。



専門家の紹介
薬剤師 アリス薬局スタッフ
山田 明里紗(旧姓:冨尾)

製薬会社勤務にて、ビタミン様物質、腸の免疫学的製剤を担当し、「腸」の状態が健康だけではなく、美容や精神面にも大きく影響していることを実感。
その後、インナービュティープランナー、栄養カウンセラーの資格を取得。現在、アリス薬局にてカウンセリング業務に従事している。
https://inner-beauty-diet.org/
https://www.orthomolecular.jp/

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